
教育ネット21について
当塾が所属する「教育ネット21(福山市塾連盟)」が、今年で40周年を迎えました。
教育ネット21は、福山市を中心とする広島県東部地区の学習塾のグループで、現在教室数21か所を展開する15塾が所属しています。
このグループに所属するのは中小塾ばかりですが、それぞれが個性を持って地域に根ざした学習支援活動を行っています。一つひとつの塾は小さな力でも、それぞれの塾の先生たちの指導力や見識は高く、みんなで知恵と力を出し合って、会員塾の生徒や保護者の皆様への教育サービスとしてどんなことができるのか、そして教育ネット21グループとして地域社会に貢献できることは何かを考え続けています。
《教育ネット21の主な活動》( )内は今年度の実施時期
〇中3生会場模試(4月)
〇第1回誠之館セミナー(5月)
〇親子で学ぶ教育セミナー(6月)
〇中高進学フェア(6月)
〇英単熟語トレーニングジム(7月)
〇社会科トレーニングジム(10月)
〇第2回誠之館セミナー(11月)
〇広島県そっくり模試(12月)
〇ラジオ番組「入試大予言」(2月)
〇入試大予言 理科・社会講座(2月)
私たちが子どもの頃の「学習塾」のイメージはというと、一人の個性的な先生が独自の教え方で職人的に学習指導をするというものです。生徒はその先生の教え方や人間性に魅力を感じながら通っていました。それは今日でも塾の規模に関係なく、変わらない部分であり大切な部分でもあるわけですが、学校関係者や同業者とコミュニケーションをとる中で地域の教育情報を収集したり、全国的な入試の傾向をつかんでいくことも、より重要性を増しています。また生徒が大勢の中で刺激を受けるようなイベントや機会をつくるには、スケールメリットも大切な要素となります。そんな個人塾と大手塾の両方の良いとこ取りをした形が、我々教育ネット21のメンバー塾にはあるといえるでしょう。
ある中3生が年明けに初めての受験を終えた時に、「緊張した?」とたずねてみると、「4月に受けた模試の方がずっと緊張したよ」との答え。毎年4月、教育ネット21の中3生は一堂に会して模擬試験を受けます。隣りに座っているのはいつも見慣れたクラスメートではなく、初めて会う中3生です。高校入試で競うことになるかもしれないライバルがそこにいるわけです。受験生となったことをいやがおうでも自覚する瞬間です。ここで受験勉強のスイッチが入る生徒たちが毎年います。そしてその後も高校受験を控えた中3生の背中を後押しするイベントが目白押しです。英単語や社会科用語の暗記会では、丸一日かけて暗記に取り組みます。そんなしんどい経験誰もやったことがありません。でも、ライバルが同じ空間で頑張っている姿を見れば、頑張らずにはいられません。誠之館セミナーでは、校長先生の学校説明だけでなく、自校作成問題をつくっている先生から直接出題された問題の解説をしてもらいます。また生徒たちは過去問や予想問題にチャレンジして、教育ネット21のベテラン講師陣から解法のテクニックを教わります。生徒たちは難しさや面白さを感じたり、受験へ向けてのモチベーションを高めています。
そのようなイベントは、参加するだけでなく、その後にその結果からフィードバックして日々の学習に役立てていくことも大切です。そんな活動を通して生徒たちが一回りも二回りも成長していく姿を、毎年目の当たりにしています。
私たち学習塾の講師というのは地元の中学や高校の入試問題に精通していることが求められます。無駄を省いて最短距離で生徒を合格へと導くことが使命だからです。特に高校受験では生徒の多くが第一志望にしているのが公立高校であることから、その入試問題の分析と出題予想にはじっくりと時間をかけます。入試の迫った2月には、教育ネット21の総力をあげて「入試大予言理科・社会講座」を行います。生徒たちは一日かけて予想問題に取り組むわけですが、私たちもその問題の準備について、意見を出し合いながら推敲を重ねていきます。合格さえすればよいということではなく、これが分かるようになって高校に入って欲しいという視点でていねいに問題をつくります。またラジオ番組に出演して受験生にアドバイスすることも、入試問題を見つめ直す良い機会となっています。
そして生徒への受験情報の提供という大きな役割を果たしているのが、「中高進学フェア」という合同説明会です。学校などでの説明会とは違い、目の前でその学校の先生が説明してくださり、生徒たちの質問にも直接答えてくれます。生徒たちにとっては知りたい学校について詳しく触れられるチャンスです。この説明会に先立ち、私たち教育ネット21の面々も直接学校を訪問し、色々な話を伺います。そこでは、どんな方向に生徒たちを導こうとしているのか、どんなことに苦心しているのかなど、説明会などでは聞けない現場の先生の生の声が聴けます。進学への橋渡しとなる私たちは、それぞれの生徒にマッチした学校に進学されることの重要性を改めて感じます。そういう意味で、学校と生徒のお見合いの場のようなものであるといえるわけです。
先日開かれた40周年パーティーには、地元福山周辺の公立・私立中高の校長先生をはじめ、多くの関係者がかけつけてくださいました。わが塾はこのグループ創設初期からのメンバーであるわけですが、参加当時は想像できなかったほどに地元教育界に認知されるようになったものだと感慨深いものがありました。しかしよく考えてみると、そこに集まった方々というのは、立場は違いますが子どもたちの未来をつくるために日々奮闘する同志ばかりです。そんな方々も巻き込んで今後もダイナミックな活動を展開できればと考えています。









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